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阿蘇山(中岳・高岳)ハイキング(熊本県)

百名山の一つ,阿蘇山というのは中岳,高岳などいくつかの山の総称とのことです. 今回は行きに仙酔峡ロープウェイを使って,中岳と高岳に登って仙酔尾根を歩いて降りました. ガイドブックには『バカ尾根』とも呼ばれる仙酔尾根の下りは一時間程度というようなことが書いてありますが, ハイキングの初心者や急な下りが苦手な人は,絶対に仙酔尾根を下るべきではありません. とにかく急ですし,怖い思いをしました.

 

トイレはロープウェイ阿蘇山東駅,火口東駅(山頂駅)などにあります. 少なくとも火口東駅のトイレにはトイレットペーパーがありません.


 

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2006年11月(仙酔峡ロープウェイ火口東〜中岳〜高岳〜仙酔尾根〜仙酔峡ロープウェイ阿蘇山東駅) 6時間

仙酔峡ロープウェイ火口東駅 注意書き 火口
仙酔峡ロープウェイ火口東駅
山頂側の駅です.休日だし百名山だから混雑するかと思ったら,あまり人がいませんでした.
注意書き
強い火山ガスが流れているので,ぜんそくなどの方は火口見物禁止だそうです.
火口
中が見えそうで見えないところが気にかかります.

展望所より 中岳への道 振り返ると
展望所より
右端の建物が阿蘇山ロープウェイ火口西駅(山頂駅)でしょう. 反対側は結構たくさん車が止まっていてにぎわっているようです.
中岳への道
手前のとがった山ではなく,その奥が中岳とのことです.
振り返ると
中岳への道の途中から振り返ると,尾根沿いの遊歩道がよく見えます.

中岳まで240m 立ち入り禁止 中岳山頂
中岳まで240m
この付近はイタドリやイネ科の雑草が生えています.
立ち入り禁止
第一次規制発令中はロープウェイ側に近寄ってはいけないとのことです (どうやって帰ればいいんだろう?).
中岳山頂
まっすぐに登っても良いですし,巻くように進んで後ろから登っても良いです.

中岳山頂の道標 中岳と砂千里が浜の分岐 砂千里ヶ浜の方から
中岳山頂の道標
いまひとつ地味ですが,一応.1506mとのことです.
中岳と砂千里が浜の分岐
砂千里ヶ浜のほうに下っていくと,阿蘇山ロープウェイ火口西駅(山頂駅)のほうに出るはずです. 車を使わないのであれば,こういう帰り方もありでしょう.
砂千里ヶ浜の方から
違った雰囲気の火口が見られるかもしれないと思い,砂千里ヶ浜の方に少し行ってみました.

高岳へ登る途中 高岳山頂の道標 高岳山頂の三角点
高岳へ登る途中
山頂まで100mなんて表示もありましたが,本当かなぁ.
高岳山頂の道標
こちらも質素な道標です.高岳は1592mだそうです.
高岳山頂の三角点
高岳山頂の道標の近くにあります.三等三角点だそうです.

高岳,仙酔峡駐車場分岐 下の様子 上を見上げると
高岳,仙酔峡駐車場分岐
高岳東峰にも行こうと思ったのですが,道が不明瞭だったので止めて,仙酔峡駐車場に下ることにしました.
下の様子
中央左上にある緑色の部分がロープウェイ阿蘇山東駅です.あそこまで下ることになります.
上を見上げると
写真だと分かりにくいのですが,木の柱をぬうように相当急な斜面を下っています. この道を下ることは初心者にはお勧めできないです.

仙酔尾根 タイトル 下り道の様子
仙酔尾根
中央に見えるのが,ロープウェイ阿蘇山東駅です. まだまだ遠いです.岩の上を歩いていて風に煽られると転落してしまいそうです.
ロープ
止め金具が錆びて外れているところもあります. 岩につかまった方が怖くないかも.
下り道の様子
一見何でもないようですが,実際に歩くと結構急なのと滑ったりするので怖いです (安定した場所でしか写真は撮れないし).

中間点 もう少しでロープウェイ駅 タイトル
中間点
大分下ったつもりなのですが,まだやっと中間地点です. 日も陰ってきて心細くなりつつあります.
もう少しでロープウェイ駅
ススキの茂る場所まで来ると一安心です. でも足元の見えない場所に岩や窪みがあるので注意が必要です.
仙酔峡の川の流れ
駐車場にでるには素直に花酔い橋を渡りましょう. 無理に川を渡ると藪こぎをすることになります.


コメント: 仙酔峡は暖かいのか,ミヤマキリシマツツジが咲いている場所がありました. 下り斜面ではミヤマアキノキリンソウ?などの花が残っているところもありました.

 

ハイキング初心者は仙酔峡ロープウェイ火口東駅(山頂駅)と中岳を往復するか, せいぜい高岳往復ぐらいのほうが良いかもしれません. その場合もガスが出れば道迷いや岩場からの転落に注意が必要でしょう. 仙酔尾根を下るのは本当に止めた方がいいと思います. 下りで疲れて膝ががくがくになってくると,しっかり踏ん張れなくなるのでとても危ないです.